STEP11 内定について (02)

STEP

11

内定について

② 内定辞退

承諾書や誓約書の提出後や口頭での入社約束後は、その企業に「入社する」ことが前提となります。
こうした約束のあとに「辞退する」場合は、本人から企業への申し入れを必ず行ってください。労働者には「職業選択の自由」が認められており、内定辞退を企業が拒否することはできません。しかし、その際には迅速に相手方へ直接連絡し、理由を説明してお詫びをすることが基本です。「辞退を申し出ると怒られるかも」、「第一志望といったのに辞退しづらい」という考えも理解できますが、そのままにしておいても時間は解決してくれず、一層申し出にくくなります。「第一志望」と言ったのも自分です。大きなトラブルになる前に、大学生として、社会人になる立場として、きちんと誠意ある対応を心掛けましょう。万が一、辞退申し入れの際に企業から脅迫や過度な引き止めがあった場合は、速やかにキャリアセンターに相談してください。

(1)内定辞退の方法

これまでどのように人事に志望度を伝えていたか、どのようなやり取りがあったかによって対応の仕方が異なりますので、不安な場合はキャリアセンターに相談してください。下記の流れを参考にしてみてください。大切なのは誠意を伝えることです。

〈辞退の流れ〉

  • 1. 電話する
    採用担当に内定辞退の旨を伝え、丁寧にお詫びを伝えましょう。
  • 2. メールを送る
    電話で内定辞退を伝えた後、改めてメールでも内定辞退の連絡をしましょう。電話は口頭でのやり取りになるので、メールを合わせて送ることで記録として残すことができます。

内定に関すること(内定、内定取り消し、内定辞退等)と労働法は関連しています。
詳細は、「就活必携・労働法」知っておきたい法律と相談窓口(東京都発行)をご覧ください。

〈電話の例〉

学生

「わたくし、明治学院大学○○学部○○学科の明学太郎と申します。このたびは内定をいただきありがとうございました。実はたいへん身勝手なお願いで恐縮なのですが、内定を辞退させていただきたいと思いましてお電話いたしました。せっかく選考していただきましたのに、本当に申し訳ございません。」

人事

「辞退の理由を聞かせていただけますか?」
〜この際、「進学」や「留学」などの嘘はNGです。正直に話しましょう。決めた企業名を聞かれた場合も答えて問題ありません。〜

人事

「それでは仕方ないですね。辞退について承知しました。これからのご活躍をお祈りしています。」

学生

「本当に申し訳ありませんでした。それでは失礼いたします。」

※場合によっては来訪するように言われることもあります。その場合は指示に従い、誠意をもってお詫びしましょう。不安なことがあればキャリアセンターに相談してください。