STEP04 働き方・職種・業界・企業の選択 (02)

STEP

04

働き方・職種・業界・企業の選択

② 職種の選択

(1)職種をチェック! 〜営業、販売、SEなど〜

ひとつの会社の中にも様々な仕事があります。それら業務内容の種類を「職種」と言います。採用の段階で職種別に分けて採用する場合と、採用後に適性を見て配属する場合があります。職種には大きく分けて以下のようなものがあります。会社によって職種の区分け、呼び方は様々なので詳しくチェックしておきたいところです。


◇営業
モノやサービスを売る仕事。「どんな顧客に」「どんな商品・サービスを」売るのかによって、仕事の内容が異なってきます。
「どんな顧客に」
個人向けの営業:住宅、自動車ディーラー、ブライダルなど
法人向けの営業:食品、化粧品、電機、精密機器、商社、広告、IT、物流など
法人・個人向け両方:銀行、証券、保険、旅行、不動産など
「どんな商品・サービスを」
形のあるものを売る:メーカー
形のないものを売る:銀行、証券、保険、広告、旅行、不動産、ブライダルなど

◇事務
経理、人事、総務など。経営者の仕事をサポートする存在と言えます。
会社の規模が大きくなると、経理から財務が分化したり、総務から秘書や広報、事務システムが分化したり、人事から給与・厚生などが分化したり、営業から販売促進、マーケティング、宣伝が分化したり、経営者直属の経営企画が置かれたりします。
総合職として採用されると、直接的に会社の事業を担う営業、販売、生産、開発といった部署や、本社に置かれることの多い事務の部署(スタッフ部門、管理部門とも言われます)など、様々な職務を経験しながら、会社の中核的な人材としてステップアップしていくことになります。
一方、一般職として採用されると、営業を伝票処理や顧客対応、書類作成などでサポートする営業事務や事務部署でのサポート的な業務に就くことになります。また、近年金融業界などで一般職、地域総合職が個人向け営業を担う会社も出てきています。

◇販売
企業が4年制大学卒を正社員の販売職として採用する場合は、将来の店長、そしてその後、エリアマネージャー(スーパーバイザー)や本部スタッフを展望する「店長候補」として採用することが多いと言えるでしょう。GMS(総合スーパー)、食品スーパー、アパレル・ファッションその他専門店などが主な就職先となります。

◇技術
SE(システム・エンジニア)、プログラマーなど。例えば銀行のATMやショップのPOSといった、情報システムを開発する仕事です。具体的には顧客からヒアリングし、これに基づいてシステムを設計しプログラムを書いてシステムを構築します。技術系の仕事は理系を対象としていることが多いですが、IT業界は文系も多く採用されています。