就職活動に関するQ&A
Q1 自分は、どのような仕事をしたいのか全くわからないのですが、どうしたらよいですか。
A1
まず、自分がどんな人物なのか考えてみてください。自分の性格や物事に対する好き嫌い、華やかなところが好きなのか、地道に確実にやっていく方が性に合っているのか、人と話すのが好きなのか、作業に取り組んでいる方が好きなのか、語学はできるのか、趣味は何か、何をしている時が楽しいか、これからどんな人生を過ごしたいのか、仕事中心なのか、自分の生活や趣味中心なのか、健康状態など、良くわからなくても結構ですから、とりあえず思いついたことをノートに書きだしてみましょう。意外と、今まで知らなかった自分と出会えるはずです。それならこんなことをしてみたい、いやこんな仕事はしたくないなどの選択肢が出てくると思います。自由に考えてみましょう。一方、人生の先輩達は、広い社会に出て、試行錯誤をしながら日々懸命に働いています。それぞれの分野での長い間の努力の結晶が、いろいろな業界の中の多くの企業や種々の官公庁等なのです。キャリアセンターに来て、資料室でそれらの業界や企業の資料等を眺めてみると、視野が広がって自分の将来がぼんやり見えてくるかもしれません。それでも困った場合は、窓口で「何をしたらよいかわからない。」と声をかけてください。その問いかけに、嫌な顔をするキャリアセンターのスタッフは1人もいません。じっくりお話をうかがいます。
Q2 明学から大手企業に就職できますか?
A2
はい、就職できます。キャリクルでは先輩方の就職先を確認することができます(ポートヘボン→キャリア支援→キャリクル→リンク→2018-2022年実績【就職】)。大手から中小企業、官公庁に至るまで、あらゆるところに就職しています。ただし、大手企業は所属大学に関わらず難関です。競合する相手が多いので、なぜその企業なのか、そこで何をやりたいのか等を、はっきり言えるようにすることと、自分の強みや性格をしっかり考えながら準備することが大切です。また、中小企業でも、若いうちから責任ある仕事を任されるなどの魅力もありますので、企業の大小にあまりこだわらず、幅広い視野を持って就職活動をしましょう。
Q3 就職活動する上で、所属する学部・学科は影響しますか。
A3
学部学科によって「この業界なら有利」「この業界には不利」ということはありません。事実、皆さんの先輩たちは、学部・学科に関わらずいろいろなところに進路を決めています。芸術学科の先輩が銀行に、経済学科の先輩がブライダルにと様々です。自分の興味のある分野にチャレンジしていきましょう。
Q4 学業の成績があまり良くありません。就職活動で不利になりますか?
A4
大学の勉強をしっかりやったこと、学んだことは企業もかなり評価します。しかし、成績のAやSの数などについては、ほとんどの企業があまり気にしません。それよりは「勉強にどのように取り組んだのか」、「それを通してどのような学びがあったのか」等について聞き、クラブ、サークル、ボランティアやその他の活動も含めて総合的に人物を見て「どのように仕事に取り組んでくれるか」を見極めようとします。
Q5 英語力がないので、留学を考えているのですが…
A5
自分でこれを学びたいという意識があって留学をするなら良いのですが、就職活動を有利に進められると考えてするのならあまりお勧めできません。なぜならば、英語力はあった方が良いのですが、英語力のみで内定を得られる企業はないからです。企業が欲しいのは、英語を使える人ではなく、英語を道具として仕事(交渉やメールのやりとりなど)ができる人です。実際に、TOEICのスコアが900点でも就職に苦労する人もいます。留学をするのであれば、語学だけでなく、大学の学部の科目が勉強できる環境が望ましいものです(余裕があれば、ボランティアなど現地の人達と触れ合うことができればなお良い)。
Q6 就職活動に資格は必要ですか?
A6
資格がないと内定を得ることができない企業はほぼゼロです。なぜなら、実務で必要な資格は入社後の取得で十分に間に合うからです。ただし、資格取得のために頑張った努力は企業も評価します。また、資格の勉強を通じてその分野に興味を持つことで、業界や職種を選ぶきっかけにもなります。採用試験では、資格よりも、人物を重視する企業の方が多く見受けられます。ただし、国際業務を行う企業では、TOEICなどでの高いスコアはある程度有利になります。また、一部の営業職等で、就職までに自動車運転免許を取得することが採用条件の場合があります。
Q7 女性が働きやすい企業はどのポイントを見ればよいですか?
A7
女性の平均年齢、勤続年数、既婚率、産休・育休の充実度、女性役職者数(管理職)が目安になります。キャリアセンター資料室にある「就職四季報 働きやすさ・女性活躍版」にデータが載っていますので参照してください。また、OG訪問等をして実際の現場の声を聞くのも良いでしょう。
Q8 ブラック企業は、どのように見分ければよいでしょうか?
A8
ブラック企業とは、①多くの残業を強要してその分の賃金を支払わない、②休日・休暇の条件がよくない、③重いノルマや責任を押し付ける等、労働条件の悪い企業のことを言います。見分ける方法として、次のようなものがあります。
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(1)
初任給が、異常に高額である。
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(2)
基本給の中に、最初から多量の残業手当が含まれている。
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(3)
事業拡大の予定がなくても、社員数の割に採用予定人数が多い(従業員数の30〜40分の1をはるかに超える人数)。
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(4)
内定(内々定)を受けてから提示された労働条件が、求人票や企業説明会での内容と違っていたり、説明内容があいまいであったりする。
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(5)
求人票や説明会で、早期の昇進や店長登用等の制度をうたっている。
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(6)
入社後3年までの離職率が異常に高い。
以上のようなことがある場合は要注意です。早めにキャリアセンターに相談しましょう。
Q9 国際機関に就職したいのですが、どうしたら良いですか?そのリストなどあるのでしょうか。
A9
国際連合や世界保健機関などの国際機関に就職するには、かなりの知識やスキルが求められるので、大学院の修士課程修了以上の学歴か、高度な専門知識や業務の経験が必要です。しかし、一部の機関では、大学卒業で就職できるところもありますので探してみてください。「外部省国際機関人事センター」のホームページを見ますと、①国際機関職員の説明・勤務条件・待遇、②最新の空席および募集情報、③国内外の国際機関でのインターンシップ・ボランティア情報等が出ていますので参考にしてください。キャリアセンター資料室にも国際機関就職関係の書籍がありますのでご覧ください。
Q10 大学院への進学を考えています。大学院生としての就職活動はどうなりますか?
A10
大学院での専攻を生かした研究職や専門的職業を目指す場合は別ですが、採用は学部卒業見込みのみとする企業等も少なからずあります。従って、営業や事務といった民間企業等における一般的な職種を目指す場合は、就職先の選択肢が学部卒業時より狭くなることも想定すべきでしょう。また、給与が学部卒と同じ企業、大学院卒向けの給与を設定している企業等、待遇もまちまちです。修士論文との兼ね合いで、学部生より就職活動に割ける時間が少なくなりますので、効率的に就職活動をする必要があります。
Q11 留年(浪人)で、年齢が他の人より上です。就職では不利になりますか?
A11
2〜3歳の違いは企業もあまり気にしませんので安心してください。ただし、留年の場合は面接等で理由を聞かれることが多いと思います。あらかじめどう答えるか準備しておいた方が良いでしょう。その際、ネガティブな理由を隠したり、無理にポジティブな理由をこじつけたりするより、「アルバイトに力を入れるあまり、2年生までは学業がおろそかになってしまった。今は反省し、意欲的に勉強に取り組んでいる。」などのように、失敗を素直に認めて改善していることを伝える方が好印象でしょう。個々の理由について、一度キャリアセンターに相談しましょう。
Q12 希望の企業に入れなかったら、就職留年しようと思っていますが・・・
A12
再度就職活動をするために、敢えて1年留年する人がいますが、再度準備をして活動に臨んでも、それで納得のいく結果が出る保証はありません。慎重に考えてください。もう一度自分についてよく考えて、就職活動の幅を他の業界に広げてみるのも一手段です。新しい出会いがあるかも知れません。また、本学には就職活動を理由とした留年制度はありません。
Q13 学校推薦はありますか。
A13
企業側から申し入れがあった場合に実施する可能性はありますが、決まった企業から毎年依頼があるという訳ではありません。また、実施した場合でも確実に合格となるものでもありません。来年の予定は決まっておりませんが、企業側から依頼があった場合は、3月1日以降キャリクルにて皆さんにお知らせします。
Q14 就職活動と授業がぶつかります。公欠届はありますか?
A14
明治学院大学では、就職活動のために授業を休む公欠届の制度はありません。
Q15 民間の有料就職対策セミナーはどうですか?
A15
最初は無料や廉価なセミナーを開催して、参加者に対して高額なセミナーへの参加を勧める場合もありますので、注意が必要です。本学で、正課のキャリア関連講座、キャリアセンター主催の就活ステップアップ講座、自己分析講座など、かなり有益な無料の講座がありますので、そちらの参加を検討してください。
Q16 「内々定」と言われました。内定と違うのですか?
A16
「内々定」は、10月1日より前に「内定」の前段階として企業が学生に通知する、採用の意思表示です。政府が決めた正式な内定日が「卒業・修了年度の10月1日以降」であるため、それ以前は内々定の取扱いになります。
「内定」は一般的に、企業と学生の双方が入社に関する意思確認を行った状態を指します。一定の時期になると企業は「採用内定通知」を採用予定の学生に提示し、学生は企業に対し「内定承諾書」等を提出する流れを経て、労働契約が成立しているとされます。ただし、もちろんすぐに働き始めるわけではなく、実際には大学卒業後の4月から働き始めることになるので、「始期付解約権留保付労働契約」となります。なお、内々定も内定も、辞退する場合は本人から内定先への申し出が必要です。
Q17 学内で企業とWEB面接を行える場所はありますか?
A17
キャリアセンターでは、企業とのWEB面接を受けられる場所として、「就活用ブース」を貸し出しています。
完全個室で周りの音に邪魔されず、静かな環境で利用できます。利用予約はキャリアセンター窓口にて受け付けています。