STEP09 面接 (02)

STEP

09

面接

② 面接の形式とポイントを知っておこう

面接の形式には大きく分けて以下の4つがあります。
WEB面接については、あわせてこちらをご覧ください。

(1)グループディスカッション・グループワーク

4〜8人くらいの学生でグループ分けされ、与えられたテーマについて話し合いをしている様子を人事が見る形式。テーマについては「新商品を提案する」というような会社の業務に近いものから、「無人島に流された人達、誰から助けるか」などといった正解のないものまで様々です。どんな仕事もチームプレイは必須です。人事はこの様子を見て、その人の集団の中での特性や協調性、主体性等を見極めようとします。

〈ポイント〉
みんなで一緒に良い結果に導いていこう!という姿勢
みんなで一緒に良い結果に導いていこう!という姿勢、相づちや反応などで話しやすい環境作りをするもよし、ずれてきた話を軌道修正するもよし!
参加意識を持って、“1人ではできない、複数人いるからこそ”の結果を目指して協力していくことが大切です。普段どおりのあなたで話し合いに参加しましょう。「司会が目立つし有利」という人がいますが、役割の有無にかかわらず、メンバーの1人として、協調性を発揮して建設的な発言ができることも立派な能力です。チームとして時間内に成果を出すことも意識しましょう。

(2)集団面接(グループ面接)〈学生2人以上で受ける面接〉

面接を受ける学生、面接官の人数はケースバイケースです。一度に多くの学生を面接できるため、一次、二次などの早い段階でこの面接形式を採用している企業(団体)が多く見られます。

〈ポイント〉
1人が話せる時間に限りがあるので、質問に対する答えをコンパクトに分かりやすく伝えることが重要です。また、他の学生が話している時も気を抜かず、耳を傾けるようにしましょう。

(3)個人面接〈学生が1人で受ける面接〉

面接官の数は1人の場合もあれば10人などというケースもあります。学生1人をしっかり見ようとする選考なので、一次よりは二次以降の後半の面接でこの形式を採用していることが多いようです。

(4)プレゼンテーション

近年少しずつ出題されている形式。事前、あるいは当日に与えられたテーマについて、自分の意見や企画を面接担当者の前で発表します。伝え方・見せ方の工夫と論理性が必要です。
企画書やレジュメなどの文書、パワーポイントを使うこともあります。

③ 面接の評価基準

面接は一次、二次と進み、多いところでは五次、六次まで進む場合もあります。
一般的に、それぞれの段階で人事の評価基準が異なりますので、段階に応じた準備をしましょう。

一次面接 若手社員が面接官である場合が多い。形式は様々だが、グループディスカッションや集団面接であることが比較的多い。
評価のポイントは「この学生と一緒に働きたいと思うか」
第一印象を重視し、全体的な人物像を探ることが多い。
二次面接
三次面接
グループディスカッションの場合もあるが、面接の場合は課長、グループリーダーなど現場のチームリーダーとして部署をまとめている管理職が面接官であることが多い。
評価のポイントは
①“部下にするならどうか”
②“仕事を理解しているか”
③“組織に貢献してくれそうか”である。
学生時代に頑張ったことや自己PRを深く質問されたり、志望理由や、やりたい仕事などを具体的にかなり踏み込んで聞かれるようになる。論理的な話し方も求められる。
最終面接 役員もしくは部長クラスが面接官。入社や仕事への熱意や覚悟が問われることが多い。内定を出す直前となるので、“本気度、志望度”が試される。志望動機の再確認を!