STEP
06
エントリーシート
④ 志望動機
(1)「志望動機」とは?
多くの採用担当者は、志望学生がその会社で仕事をすることへの熱意や覚悟をしっかり持っているかどうかを重視しています。それらを測るために「志望動機」や「入社して取組みたいこと、成し遂げたいこと」などをエントリーシートや面接で問うてきます。また、企業のことをしっかりと理解することではじめて熱意や覚悟が相手に伝わります。そのため、「企業分析のためのワーク」を活用するなど、受ける企業をしっかりと分析して臨みましょう。
(2)「志望動機」のポイント
A. 何を書いたら良いか
志望動機は何を書いたら良いでしょうか。入社して仕事することへの熱意を伝えるのが目的ですので、その企業でやりたい仕事とその具体的な理由を書くと説得力が増します。例えば「そもそも自分は○○○○のような仕事」(あるいはビジネス)をしたいと考えており、貴社の○○○○の仕事(ビジネス)はまさにそれにあたる。」というようにです。何がやりたいのか、自分の考えや、思いが書いてあることがポイントです。
B. 志望動機で自分の経験を書くことは必須ではない
志望動機は熱意を伝えるのが目的なので、考えや思いは書いた方が良いでしょう。しかし、なぜそういう考えに至ったのか、自分の経験(エピソード)を入れることは必ずしも必要ではありません。記入欄に余裕があれば、書いてもよいでしょう。
C. 企業をよく調べていることが伝わる内容だと、熱意が伝わりやすい
企業が取組んでいる事業、ビジネスの内容や顧客に提供している商品、製品、サービスについて、しっかり調べていることがわかる志望動機だと、採用担当者に熱意が伝わりやすいでしょう。よく調べていれば、やりたい仕事(ビジネス)についてより詳しく、具体的に書けるはずです。
D. 入社後の自分のなりたい未来像、成し遂げたい仕事をアピールする
プラス1のアピール法として、入社したら成長してこういう仕事ができるようになりたい、入社したら将来こういう仕事をするのが夢です、といったビジョンを書くのも、熱意を伝えるのに有効でしょう。
(3)WILL MUST+CAN VALUEで志望動機を書く
志望動機は熱意をはかるものですので、こう書けばいい、こう言えばいいという「正解」はないと言って良いでしょう。ですが、以下のようなやり方もあります。
基本的な考え方
志望動機は自分と企業(仕事)の接点を説明するもの、と考える。
基本的なやり方
OBOG訪問やインターンシップ、会社説明会といった機会に、その企業の方に質問し、その内容と自分の「学生時代に力を入れたこと」「自分の強み・長所」「自己PR」「どんな仕事をやりたいか(就活の軸)」などを接続させ、言葉にする。